プロポーズされて、いよいよ結婚!
その前の一大イベントとして、双方の両親への挨拶や、場合によっては結納、両家の顔合わせが待っています。
その際、両親が離婚していて、どちらか一方または両方呼ぶべきか否か、迷っている方も多いのではないでしょうか?
私自身も10代前半に両親が離婚しており、この問題について悩みました。
顔合わせや結婚式のとき、両親のどちらを呼ぶべきか・・・。
パートナーの親に迷惑をかけないか・・・。
おめでたい結婚の席、自分たちの幸せを大切にしつつ、パートナーの両親にも失礼のないように進めたいですよね。
今回は同じように悩んでいる方の参考に少しでもなればと思い、私自身の経験も元にまとめていきます。
婚約の挨拶(報告)
私の場合、母親が親権をもっており、父親のみ再婚しています。
私自身は両親と父親の再婚相手と関係は悪くありませんが、両親同士は離婚以来会っておらず、関係がいいとはいえません。
婚約の挨拶は、父親と再婚相手の奥さん、母親とそれぞれ行きました。
なぜなら、彼に結婚のけじめをつけさせたかったことと、父親に(形式的ですが)「娘を旦那に託した」という父親感を味あわせてあげたかったからです。
一般的には両親ともに直接会って挨拶にいくのがよいと言われますが、両親のどちらかとあまりに関係が悪かったり、全く連絡が取れない場合、それ自体が強いストレスになる場合は無理にいく必要はないと思います。
ただ、会いづらくても連絡が取れるのならば、メールや電話で「結婚するよ。こんな仕事をしていて、年上で、優しい人だよ。」などと簡単にでも報告してあげるときっと嬉しいと思います。
それに子供が知らないうちに結婚していて全く連絡がなかった、というのは親からするとやはり寂しいものです。
顔合わせ・結納
両親が離婚している場合、顔合わせや結納の選択肢としては以下が考えられます。
・両親とも出席させ、顔合わせを一度にする
・母親または父親のどちらか一方を出席させ、顔合わせを一度にする
・母親、父親それぞれで顔合わせを分ける(二回行う)
離婚しているものの、子供を挟めば割り切って会うことができる、という家庭も意外とあります。その場合は普通の家庭と同じように、両親ともに顔合わせに出席してもらって問題ないかもしれません。
一方で、両親ともに犬猿の仲になってしまっている場合は、片方の親のみ顔合わせに出てもらうほうがよいでしょう。
なぜかというと、顔合わせの際に自分の両親が険悪になってしまうと、パートナーやパートナーの両親に気を遣わせることになります。
顔合わせが上手くいかずに婚約破棄になってしまった、ということも実際にあります。
あなたと彼(彼女)が幸せになるための結婚であり、顔合わせ。リスクを犯してまで両親とも参加させる必要はありません。
私の場合は、母親のみ出席させ、顔合わせを一度だけすることにしました。
理由としては、親権が母親にあったことと、彼の親に二度顔合わせをさせるという手間をかけたくなかったからです。
また、今後の親戚づきあいを誰が主にするかによっても変わって来ます。
例えば、パートナーの家での法事やお葬式などがあった場合、出席するのは父親方、母親方、それとも両方でしょうか?
両親が不仲だった場合、これらのイベントで両親が顔を合わせる度に、毎回調整をしたり気を使うのはとてもエネルギーを使います。
親戚づきあいはどちらか一方、選べない場合は親権がある方の親にするなどして一本化してしまいましょう。
そうすると親戚づきあいをする方の親は、パートナーの両親と関係を深めた方が色々と付き合いやすくなるため、顔合わせにも出席していた方がいいかもしれません。
結婚式
結婚式については、両親が子供を挟めば会うこと自体は問題ない場合は、テーブルを分け両親ともに出席してもらう方法を取ることができます。
しかしあまりに仲が悪くテーブルを分けても難しい場合は、例えば結婚式自体に参加せずとも式の前後に少し時間を作って、晴れ姿を見てもらったり一緒に写真を撮る時間を作ってもいいかもしれません。
さらに複雑なのが、離婚した親が再婚し、新しい奥さん=義理の母親(旦那さん=義理の父親)がいる場合。
どうしても実の両親に来て欲しい、しかし再婚相手がきてしまうと母親(父親)が来ることができない。逆に、実の両親にも、再婚相手にも来て欲しい、ということもあります。
そんなとき、まずは自分自身が誰に一番来てほしいかを考え、実の両親に相談してみましょう。
「私はお父さんとお母さんに来て欲しいと思っている。
でも、お母さんのことを考えると、◯◯さん(再婚相手)には来てもらわないほうがいいかもしれない。」
「お父さん、お母さん、◯◯さん(再婚相手)にも来て欲しいんだけど、いいかな。」
少し言いづらいことですが、ここは正直な気持ちを伝えることが大切です。
親としても、元妻(夫)に対する気持ちと、あなたの親としての気持ちとで、複雑だと思います。
しかし、一番大切なのはあなたが結婚式のときに気を遣わず、幸せであること。
両親が離婚したのには様々な事情があるかもしれませんが、その決断をしたのは彼らの責任です。子供のあなたに非はありません。
あなたの幸せを第一に考え、そのために両親が我慢しなくてはいけないことがあっても、仕方がないことです。
きちんと気持ちを伝え、結婚式を人生で一番幸せな日のひとつとしましょう。
パートナーの両親に理解を得てもらう
相手の両親には、はじめはやはり遠慮してしまうかもしれません。
しかし、ここで大切なのは自分の家庭の事情をできるだけ隠さず伝えておくこと。
黙っていて後で知られてしまった場合、信頼を失いかねません。
離婚した原因などあまりにもリアルなことまで伝える必要はありませんが、
現在の状況や自分自身との関係性、これからの親戚づきあいなど、自分の希望を伝えつつ相手の両親の意向や考え方を聞いてみると、案外親身に考えてくれたり、逆に気にしていなかったりします。
顔合わせなども、どうしても両親に来て欲しい場合、相手の両親が理解してくれれば2回行ってくれる可能性もあります。
大切なのは誠意を持って自分の考えを伝えること。
相手の両親を味方につけてしまうのも、一つの手段です。
まとめ
離婚している家庭に生まれた子供であれば、結婚するときに必ず直面するこの問題。
これまでのポイントをまとめると、以下のようになります。
・誰に一番来て欲しいか
・結婚後の親戚づきあいは誰が主体となるか
・両親同士、会ったり話すことができるかどうか
・親権はどちらにあるか
・彼の両親の理解が得られているかどうか
しかし、当然全ての家庭にそれぞれの事情があり、答えは一つではありません。
何より大切なのは、あなた自身が幸せかということ。
新しい人生の第一歩が辛い思い出にならないよう、自分の気持ちに正直に。
そして自分一人で抱え込まずパートナーにも相談をし、一番良い答えをだしましょう。
大丈夫、必ず幸せになれます。